sukerokutan’s blog

雑多なつぶやき

『医学のひよこ』を読みました。📚←ネタばれしてるかも

 前回、『医学のたまご』を読んで「超微妙!」という感想を持ったのですが、とりあえず続編も読むことにしました。

sukerokutan.hatenablog.com

 ……更に微妙でした。😅

 ※あくまで個人の感想です

 あらすじを三行で書くと、

 前回大活躍した中学生達がまたもや大発見をしました。一流科学誌「ネイチャー」に発表出来る程の大発見だったため、ふたたび野心家の教授や、官僚までしゃしゃり出てきて、それを利用しようと取り上げてしまい、子どもたちは窮地に立たされます。

 ちなみにこの話、完結していません。『医学のつばさ』に続くらしいです。

 この「大発見」とは、巨大な卵から生まれた巨大な赤ん坊という完全なファンタジーです。

 ファンタジーが気に入らないわけじゃないのですが、「赤ちゃん」を描くなら、「飲む」「排泄」「眠る」「泣く」は外せないと思います。ところが、なんと性別無し、排泄のあなが無い赤ちゃんで「排泄」のお世話が不要なのです。でも、飲んだりは出来るわけです。中学生が巨大な赤ん坊のオムツ替えなんて、明らかにしんどそうなので話の都合上「排泄」をカットしたのでしょうが、そんなご都合主義の赤ん坊ってなんなん?😅

 他にも「なんなん?」て思うところはいくつかあって、陰謀や野望が渦巻く世界のやり取りはまあまあ面白いのですが、キャラを立たせようとしてなのか無駄に挑発的な言動の大人が多くて、違和感ありまくりです。大人はそんな口のきき方はしませんよ?と思いました。

 それから、主人公の出生の秘密が倫理的にアウトな気がするのは気のせいでしょうか?シッターさんと思っていた人が、母親であり、祖母でもありで、母が姉でもありってさあ!涼しげな顔している場合じゃありませんよ!お母さん!🤯

 主人公は相変わらず「死語使い」だし、友人はガラケー持ちなのにLINEをやっているし、赤ん坊に「いのち」と命名するそのネーミングセンスとか…雑に感じます。

 もっと言えば、世界的学者の父、天才の妹、NASAに勤めの友人の父、その祖父の発明家etc.今回は「一流みたいなもの」のインフレが起きててそれも何だかなーと思いました。

 一言でいうと「荒唐無稽すぎて共感しにくい」のです。

 誰に向けて書いているのか分からないです。子ども?大人?

 次の話で完結するそうですが、ここまでアレだとアレですよ。🙄

 星は二つで!☆☆