sukerokutan’s blog

雑多なつぶやき

『秘密の花園』を読みました。📚

 『小公女』や『小公子』で有名なバーネットの名作です。

 メアリはコレラで両親を一度に亡くし、イギリスのおじのクレイヴン氏に引き取られます。両親から愛されずに育った病弱なメアリは、気難しい意地悪な子になっていました。ですが、ヨークシャーの自然がメアリの心と体を少しづつ健康にしていきます。10年間閉ざされたままの「秘密の庭」の鍵を見つけたメアリは、庭を蘇らせようとします。

 性格の悪い主人公というのが珍しいと思いました。後で登場するクレイヴン氏の息子のコリンもかなり我儘な王子です。でも、そうならざるを得ない境遇で育ってきたので気の毒な子達でもありました。病的な環境におかれていた子達がヨークシャーの自然の中で徐々に生きる力を取り戻していくところが素敵です。